令和4年1月28日(土)と29日(日)に開催した温泉津100人会議。
町民のみなさまの貴重な言葉たちをもとに作成した、温泉津の町のスローガン(合言葉)とそれを補足する文章が完成しました。
温泉津の魅力をこどもたち・未来に引き継いでいきたいと願い作成したスローガンは、町内外の双方に向けた情報発信に活用していきます。
「温泉津100人会議」を2日にわたって開催!111人にお集まりいただきました◎
くわしく読む
温泉津の魅力の再確認、その背景にあるものは
2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の流行。
予測できない変化が起こりうる時代になった一方、新たな生き方の選択肢が増え、日本のさまざまな地域の価値が再認識されるようになりました。
そうした注目が地方に集まるなか、温泉津には昭和59年11月2日に制定された町民憲章を最後に、温泉津を語るための共通の合言葉のようなものはありませんでした。
町外に羽ばたいた子どもたちが、町のことを誰かに教えるとき、
新しく生きる場所を探しているような、旅する誰かに町のことを伝えるとき、
「温泉津って、こんな町なんだよ。」と語れる言葉がほしい。
田舎はどこにいっても山・海・川ばかりだなんて言いますが、本当にそうでしょうか?
おそらくそれは違っていて、それぞれに個性を持った、本当は語りたくなる魅力に富んでいるはずです。
そうしたことから温泉津100人会議を開催し、温泉津町全域から町民のみなさまにお集まりいただき「温泉津のいいところ」と「温泉津でやってみたいこと」の声を集め、整理しまとめ上げ、温泉津の今とこれからを表現できる町のスローガン(合言葉)を作りました。
※温泉津100人会議は、中国経済産業局 令和4年度「デザインで魅力的な地域に!中国地域ブランディングプロジェクト」を活用し、中国経済産業局・温泉津みらい合同会社 主催、共催 大田市で実施いたしました
温泉津のブランドをみんなで導き出すこと
「湧くで温泉津」
素晴らしい泉質の高温泉を有する町であることは言わずもがな、山と海の自然の恵み、神楽、歴史、人々の熱さに触れることで、生きる活力やアイデア、一歩を踏み出す勇気が湧いてくる町であることを表現しました。
「なにか自分もやってみよう」という思いと行動が湧き出すような、チャレンジと可能性に満ちた町。
温泉津町民による100人会議で集まったたくさんの言葉たちすべてがここに表現されています。
こうした地域の価値の構造を整理し、言語化していくことを地域ブランディングと言います。企業の商品やサービスと違い、地域のことだからこそ地域で検討し取り組むことが大切と考え、導き出しました。
これからのこと
令和5年5月8日以降、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に移行したことを受け、人の移動がこれまでとは違う形で戻ってきています。
かつて銀の積出港として栄えていた時代、港を拠点に人やモノの交流で栄えました。
昔から温泉津の本質は自由都市。そのころの町民の自由な気風は、今の温泉津にも繋がっているような気がしています。
温泉津100人会議は、令和5年の温泉津の記録。
温泉津は、町の個性を大切にしながら、中と外からはじまる未来へ向けたチャレンジを受け入れ応援していきます。
今後、このスローガン(合言葉)は、「湧くで温泉津」という言葉に合ったロゴデザインを制作し、ポスターなどを通じて町内外へ向けた広報活動に活用していきます。
みなさまも温泉津に関する情報発信をするときはぜひ「#湧くで温泉津」というハッシュタグを付けてくださいね◎